低体温症とダイエット

皆さんの平熱はどのくらいでしょうか。

お客さまの中に体温が35℃台だという方が何名かいらっしゃいました。

俗に『36℃未満』は『低体温』だといわれています。

低体温ですと、ダイエットに不向きな上に、いろいろな疾患が出やすくなってしまうのです。

まず、低体温になってしまう原因としては、

冷暖房のある部屋に長時間居過ぎてしまい、体温調節の機能が弱くなってしまう。

極度の食事制限をしてしまう。

冷たい物ばかり摂取してしまう。

などが挙げられます。

体内の糖質をエネルギーや熱に変える時に必要になるのがビタミンB1・B2や鉄、セレン、亜鉛などのミネラルになります。

極度の食事制限などで食生活が乱れてビタミンやミネラルが不足してしまうと、エネルギーや熱を作る事が出来なくなり、体温が上がらなくなってしまいます。

そして、体温が1℃下がると基礎代謝は12%下がると言われており、37℃と36℃、36℃と35℃ではカロリー消費にかなりの差が出てくるのです。

よって、体温の高い方に比べ、低い方の方が体重は増えやすいといえます。

また、体重だけでなく、

・新陳代謝が悪くなる
・免疫力低下でカゼを引きやすくなる
・婦人科系疾患が出やすくなる

といった症状にも陥りやすいのです。

・なるべく温かいものを摂取する
・冬の根菜類を摂るようにする
・運動をして熱を発する筋力を増やす

などで体を温めましょう。

細胞が活動するために不可欠な酵素の働きも36.5℃〜37.2℃が最も活性化する状態ともいわれているのでどんどん体温を上げていきましょう。